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こんにちは、スペルマン様。 書き込みいただきありがとうございます。
> 「昭和っぽい」映画に見えるなぁ〜。
あはは〜 大阪・日劇ローズ様でただ今上映中の『神々が消えた日』のことですよね?
この映画を監督された小林悟(こばやしさとる)監督は1962年(昭和37年)に日本で初めて作られたピンク映画『肉体市場(肉体の市場)』(香取環主演/大蔵映画)を監督された方です。 そのせいか『肉体市場』はわいせつ容疑で警視庁に摘発されたものの作品自体は大ヒットし、今も続く「ピンク映画」というジャンルを生み出しました。
そんな昭和を代表する監督作品のひとつが現在大阪で上映中の『神々が消えた日』(工藤正人主演/大蔵映画)ですから、昭和感は満載です。
この『神々が消えた日』は1989年1月(昭和64年/平成元年)に初上映された作品で、撮影は昭和63年だったようです。 特に小林監督は作られた当時のイデオロギーを作品に持ち込む方で、本作の場合も「反核」への思いを作品のあちこちに散りばめられてます。 そんな構成方法も昭和な風景や感覚に溶け込んでいるのかもしれませんね。
> でも、昭和ぽい映画だから、いいなぁ〜!!
現在のストーリーがサクサク進む映画と違って、ゆっくりまったり進む時間の感覚もまたスクリーンからすこし目を離していてもストーリーが追えて気軽にご覧いただけるものと思います。 たまには昭和の感覚に浸ってみるのもおもしろいですよね。
このほかにも小林監督の昭和感満載映画といえば 『バナナボーイ』とその続編である『フーテンのHOMOさん 夢人間』。 こちらは当時流行っていた『男はつらいよ』(渥美清主演/松竹)をパロった作品で、小林悟監督がコメディを撮るときに使っていた別名「新倉直人」名義で監督された映画です。
映画って、作品を通してその当時の記憶や思い出に浸る『時間旅行』のツールでもあると思います。 ぜひ楽しんでくださいね。
スペルマン様。書き込みいただきありがとうございました。 これからもゲイ映画と全国ゲイ映画上映館をよろしくお願いいたします。
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